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コラム

ホームページだけで工務店の集客は難しい??工務店・住宅会社が見直すべき集客の新常識【2025年最新版】
この記事を書いた人

大塚達磨
OTSUKA TATSUMA
新潟県出身、福岡県在住。
元東京都港区役所職員。退職の翌日に福岡に移住し、LINE公式アカウントと機能拡張ツールであるLステップの活用支援を軸にしたwebコンサルティング会社、株式会社禅を創業。
【Lステップ正規代理店】として、『お客様の一番のサポーターになる』をモットーに、数多くのLINEアカウントを手がける。
趣味は定期的にお寺に通い、坐禅をすること。
目次
「こだわってホームページを作ったのに全然問い合わせが来ない…」
こんなお悩みを抱えている工務店・住宅会社の経営者様は少なくありません。
たしかに、ひと昔前までは「とりあえずホームページを作れば安心」という時代がありました。しかし現在は、競合他社もこぞってホームページやWebサイトに力を入れており、工務店・住宅業界も例外ではなく、ただホームページを持っているだけでは集客にはつながりにくくなっています。
本記事では、工務店・住宅会社のホームページ集客の現状と課題を明らかにしつつ、SNSやLINE、広告運用を活用した、今の時代に成果を出す工務店・住宅会社のホームページ集客の仕組みを徹底解説します。

今の時代、ホームページだけで本当に集客できるのか?

かつては「ホームページ=集客装置」だった時代もあった
インターネットが普及し始めた2000年代前半、ホームページは他社との差別化ツールとして非常に有効でした。当時は「ホームページを持っている=信頼できる会社」という評価につながり、作っただけで問い合わせが発生することも珍しくありませんでした。
現在は競争が激化|ただホームページがあるだけでは集客はできない
しかし現在は誰でも簡単にホームページを作れる時代。Google検索で「○○市 工務店」と調べると、多くの企業が表示され、ユーザーは一括比較して検討するようになりました。検索上位に表示されなければ、存在すら気づかれないリスクがあるのです。
また、見込み客の情報収集手段がホームページでの検索からSNSへ移ってきていることも抑えておかなければいけません。一番最初に工務店や注文住宅会社が認知されるのはSNS、その後企業のホームページで実績や会社の雰囲気などを見て比較検討するユーザーが多くなってきています。
そのため、ホームページだけを充実させたとしても、見込み客はそもそもあなたの会社のホームページまで辿り着けておらず、結果としてお問い合わせや集客につながっていない…という工務店や住宅会社は少なくありません。
ホームページで集客できていない工務店・住宅会社の共通点とは?
ホームページで集客できていない工務店・住宅会社の共通点として、以下のようなものが挙げられます。あなたの会社が当てはまっていないかチェックしてみてください。
- SEO対策が不十分で検索しても上位に出てこない
- スマホ表示対応がされていないため離脱率が高い
- 問い合わせの導線が複雑で離脱してしまう
- サイトのデザインが古く信頼感を損なっている
- 自社の強み・施工事例・お客様の声などが掲載されていない
ホームページ集客に失敗する主な3つの原因

1. SEO対策が不十分で検索に出てこない
ホームページのアクセスを増やすためには「地域名+キーワード」の検索に上位表示されることが必須です。(例:「○○市 工務店」「○○市 新築相談」など。)
しかし、タイトルタグやメタディスクリプション、見出し(h1、h2など)が最適化されていなければ、Googleに評価されにくく、上位表示は難しくなります。
また、定期的にお知らせやコラムの記事を更新することも大事な要素となってきます。
2. デザインや導線が悪くて信頼されない
見込み客はあなたの会社のホームページを見て、数秒で「この会社は信頼できそうか?」を判断しています。デザインが古く、スマホ対応もしていないホームページでは信頼性が下がり、すぐに離脱されます。
工務店や住宅会社だと画像も非常に大事な要素で、片手間で撮影したような画像だと、逆にホームページに掲載することで信頼性が下がりかねません。
また、問い合わせや資料請求、見学会予約などの導線が分かりにくいと、アクションまでのハードルが上がり、行動してもらえません。
3. 「選ばれる理由」が書かれていない(自社の強みが伝わらない)
他社と比較されたときに、どこが優れているのか、なぜ選ばれるべきかが明記されていないと価格だけで判断されてしまうことになります。
ホームページでは、施工事例やお客様の声、スタッフ紹介など、いかに信頼要素のコンテンツが充実しているかが集客の鍵になります。
ホームページだけに頼らない!工務店・住宅会社の集客を強化する方法

工務店・住宅会社の集客において、ホームページは今の時代においても非常に大事な要素ではありますが、ホームページだけでは集客につながりにくくなっていることも事実です。そのため、ホームページだけで集客に頼るのではなく、SNSやWeb広告といった他の媒体と組み合わせて使っていくことで効果的な集客につなげることができます。
SNS(Instagram)での認知拡大とファン作り
Instagramは、工務店・住宅会社にとって「暮らし」や「デザイン」などの世界観を視覚的に発信できる最適なプラットフォームです。
- 施工事例のビフォーアフター
- ルームツアーなどの家づくりのポイント紹介
- インタビュー形式のお客様との対談
- スタッフの紹介や日常風景
これらを写真や動画で発信することで、見込み客から親近感を持たれたり、依頼したときの具体的なイメージができ、「この会社に相談したい」と感じてもらいやすくなります。
LINE公式アカウントでの見込み客のリスト化&フォロー
LINE公式アカウントはメルマガよりも圧倒的に開封率が高く、個別対応や自動応答、リマインド機能などが充実しています。特にLステップなどのLINE機能拡張ツールを活用すれば、
- 見込み客の詳細な管理
- 資料請求後のフォロー配信自動化
- イベント案内のリマインド
- ユーザーの属性に応じたセグメント配信
などをスタッフの業務を効率化しながら集客を実現することができます。
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Googleマップ(MEO)で地域密着型の集客を強化

Googleマップ上で「○○市 工務店」と検索された際に上位表示されるための施策がMEO(Map Engine Optimization)です。
- 定期的な写真投稿
- ポジティブな口コミ獲得と返信対応
- 施工事例や会社情報の充実
に取り組むことで、地域の検索者からの信頼性が高まり、ホームページからの来店・問い合わせ率が向上します。
Web広告(Google広告)やSNS広告(Meta広告・LINE広告)で確実に露出を増やす
SEOやSNSは中長期的に育てる集客手法ですが、Web広告やSNS広告は即効性があります。
特にInstagramは他の工務店や住宅会社でも発信している会社が増えているため、定期的な投稿だけでは伸びにくくなっている現状があります。そこでWeb広告やSNS広告を併用していくことで、確実に認知と信頼を獲得していくことができます。
【Web広告やSNS広告の活用例】
- Google検索広告:「○○市 工務店」「新築 相談」などのキーワードで表示
- Meta広告(Instagram・Facebook):「資料請求」「完成見学会」などイベント訴求
- LINE広告:「地域×住宅検討層」へダイレクトアプローチ
まずは少額から出稿し、反応を見ながらABテストで最適化するのが鉄則です。
成果を出している工務店・住宅会社の集客事例紹介

A社|ホームページとLINEを活用しモデルハウス見学の集客導線をスッキリ!

地元密着型のA社では、施工事例やモデルハウスの詳細情報をホームページに定期的に投稿。LINEも活用して、モデルハウス見学会の告知を行い、申し込みまでの導線をわかりやすく設計しています。
B社|Lステップを導入し顧客管理工数を約50%削減しながらLINEからの注文住宅の受注に成功!
LINE公式アカウントの機能拡張ツールであるLステップ(https://xn--l-qfu4al0g.com/zen_lstep)を導入し、LINEの中での管理ないし集客し、スタッフの業務効率化と売上アップを同時に成功させています。(実際にLINEから注文住宅が売れています。)
Lステップを導入することで、見込み客へのアプローチはもちろん、既存のお客様にも引き続きつながりを持ち続けることができ、修繕やリフォームなど追加での依頼も受ける体制を構築することができます。
【参考】https://linestep.jp/2024/06/14/lstep-case-house-builder/
まず取り組むべきWeb集客チェックリスト【自社の状態を診断しよう】

あなたの会社のWeb集客の体制について、以下のチェックリストを活用して現状把握し、改善へとつなげていきましょう。
【ホームページ編】
- ホームページに施工事例・お客様の声が掲載されているか?
- ホームページに掲載している画像や動画は整っているか?
- ホームページのデザインは統一感があるか?デザインは統一感があるか?
- スタッフの声など会社の雰囲気が感じられるホームページになっているか?
- 問い合わせ・資料請求・見学会予約の導線はわかりやすいか?
【SNS編】
- SNSの更新は週1回以上行われているか?
- SNSアカウント内のデザインは統一感があるか?
- LINE公式アカウントでのフォロー体制はあるか?
- LINE公式アカウントでのユーザー管理はできているか?
- LINE公式アカウントで定期的に配信をしているか?
- LINE公式アカウントの中でユーザーが興味をひくコンテンツを用意しているか?
【その他】
- Googleマップに最新情報・口コミが掲載されているか?
- Web広告・SNS広告の運用・効果測定を実施しているか?
- Web広告・SNS広告の改善は定期的に行っているか?
上記の項目に5つ以上チェックが入らなければ、改善の余地があります。
まとめ|ホームページだけでは限界。仕組みで集客を安定させよう

ホームページは、あくまでWeb集客の「一部」でしかありません。
ホームページ集客で成果を出すには、
- 複数チャネルでの露出(検索・SNS・マップ・広告)
- 継続的な接点の構築(LINEやSNS)
- 成約までの導線設計(問い合わせしやすいUI・信頼性の強化)
といった一貫した仕組みが不可欠です。
「うちはまだSNSもLINEもやっていない…」という方も大丈夫です!まずはチェックリストで現状を把握し、不足しているところから始めてみてください。
「具体的なやり方がわからない」と感じた方は、弊社の無料相談をお気軽にご活用ください。貴社の強みを生かしたWeb集客の仕組み作りを一緒に考えさせていただきます。

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