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コラム
Lステップに既存のLINE友だちは引き継げる?移行の仕組みと認識させる方法を解説
この記事を書いた人
大塚達磨
OTSUKA TATSUMA
新潟県出身、福岡県在住。
元東京都港区役所職員。退職の翌日に福岡に移住し、LINE公式アカウントと機能拡張ツールであるLステップの活用支援を軸にしたwebコンサルティング会社、株式会社禅を創業。
【Lステップ正規代理店】として、店舗の売上2倍超え、SNS広告集客でROAS300%超え、などの実績がある。
趣味は定期的にお寺に通い、坐禅をすること。
目次
「Lステップを導入したのに、管理画面の友だち数が0人のまま…」
「既存の友だちにLステップからメッセージを送ろうとしたら友だちリストに出てこない…」
初めてLステップを導入すると、このような問題を経験する方は多いです。時間もコストもかけて集めてきた友だちが、まるごと消えてしまったように見えて、不安になった方もいるのではないでしょうか?
先に結論からお伝えすると、既存の友だちはLステップに「自動では」引き継がれません。これはトラブルではなく、Lステップの仕組み上そうなるように作られています。ただし、正しい手順を踏めば、今いる友だちをきちんとLステップに認識させることは可能です。
この記事では、LINE友だちのLステップへの引き継ぎ方法について詳細に解説していきますので、導入直後に友だちが0人で戸惑っている方はもちろん、これからLステップを導入しようか検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
結論|Lステップに既存の友だちは「自動では」引き継げない

まず大前提として、Lステップを導入する前からLINE公式アカウントにいた友だちは、Lステップに自動では反映されません。導入直後に友だち数が「0人」と表示されるのは、故障でもデータ消失でもなく、Lステップの仕様どおりの正常な状態です。ここを誤解して「導入に失敗した」と思い込み、設定を何度もやり直してしまう方が少なくありませんが、その必要はありません。
友だち自体がいなくなったわけでもありません。LINE公式アカウント側には今までどおり友だちが残っており、ブロックされない限りメッセージも届きます。あくまで「Lステップ側がまだその友だちを認識できていない」だけの状態です。
そして、この“認識されていない”友だちは、これから紹介する方法で一人ずつ認識させていくことができます。やるべきことさえ分かれば十分にリカバリー可能ですので、焦らず順番に進めていきましょう。
そもそもなぜ引き継げない?Lステップが友だちを認識する仕組み

「なぜ自動で引き継げないのか」を理解しておくと、この後の対処法もすっと腹落ちします。仕組みを知らないまま作業すると「設定したのに反映されない」と混乱しがちなので、丁寧に整理します。
Lステップは「アクションのあった友だち」だけを認識する
Lステップは、友だちが何らかのアクションを起こしたタイミングで、その友だちを認識し、管理対象に加えます。ここで言うアクションとは、メッセージの送信、ボタンのタップ、リッチメニューの操作、アンケートへの回答などです。
裏を返すと、Lステップを導入したあとに一度もアクションを起こしていない友だちは、Lステップからは「まだ存在しない友だち」として扱われます。これが、既存の友だちが導入直後に反映されない根本的な理由です。
新規で友だち追加した人が問題なく認識されるのは、「友だち追加」という行為そのものがアクションになるためです。一方、導入前からいた友だちはすでに追加が済んでいるので、改めて別のアクションを起こしてもらう必要があるのです。
Messaging API連携の仕組みと、既存友だちが“未認識”になる理由
Lステップは、LINE公式アカウントのMessaging APIを通じてLINEとやり取りしています。友だちがアクションを起こすと、その情報がWebhook(ウェブフック)という仕組みを経由してLステップに届き、はじめて認識されます。
重要なのは、この連携は「連携した時点以降に発生したアクション」しか受け取れないという点です。過去にさかのぼって友だちの情報を取り込むことはできません。録画ボタンを押したあとの映像しか残らないのと同じで、押す前の出来事は記録されないのです。だからこそ、導入前からいた友だちは、連携後に改めてアクションしてもらう必要があります。
「データ移行」機能=設定のコピーであり、友だちは移行できない
Lステップには「データ移行」という機能がありますが、ここも誤解が多いポイントです。名称から「友だちも含めて丸ごと移せる」と思われがちですが、実際に移行できるのはシナリオ配信やリッチメニュー、自動応答などの“設定”であって、友だちのデータそのものは移行できません。
別のアカウントへ乗り換える場合でも、友だちを丸ごと引き継ぐことはできず、移行先で改めて友だち追加やアクションをしてもらう必要があります。「データ移行機能を使えば友だちも一緒に移せる」という前提で計画を立てると想定が大きく狂うので、正しく理解しておきましょう。
「友だち追加時あいさつ」だけでは既存友だちは動かない
もう一つ見落とされがちなのが「友だち追加時あいさつ」です。これは“新しく友だち追加した瞬間”に自動送信されるメッセージのため、すでに友だちになっている既存ユーザーには送られません。既存の友だちには、あいさつとは別に、次章のようなアクションを促す導線を用意する必要があります。
既存の友だちをLステップに認識させる3つの方法

仕組みがわかったところで、本題の「認識させる方法」に進みます。ポイントは、友だちに自然にアクションを起こしてもらう導線をつくることです。「押したくなる」「反応したくなる」きっかけを用意するのがコツです。
1. リッチメニュー+自動応答で認識させる(通数を消費しないのでおすすめ)
もっともおすすめなのが、リッチメニューと自動応答を組み合わせる方法です。リッチメニューとは、トーク画面下部に常に表示されるメニューのことです。ここにボタンを設置し、タップされたら自動応答でテキストや案内を返す設定にしておきます。友だちがボタンをタップした時点でアクションが発生し、Lステップがその友だちを認識します。
具体的には、「メニューを見る」「クーポンを受け取る」「よくある質問」などのボタンを用意し、キーワード応答や自動応答を紐づけます。あとは友だちが日常的にメニューを操作するたびに、少しずつLINE友だちの認識が進んでいきます。
この方法の最大のメリットは、配信通数を消費しないことです。一斉配信のように人数分の通数がかかることがないため、友だちが多いアカウントほどコスト面で有利になります。一度設置すれば常に表示され続けるので、手間をかけずに継続的に認識を進められます。まずはこの導線を用意するのが基本と考えてよいでしょう。
2. カードタイプメッセージのボタンタップで認識させる
カードタイプメッセージは、画像やボタンをカード状に並べて送れる見栄えのよいメッセージ形式です。「タップして特典を受け取る」「詳細はこちら」といったボタンを配置してアクションを促します。ボタンがタップされればアクションとして記録され、認識されます。視覚的に目を引きやすく、通常のテキストよりタップされやすいのが特徴です。
ただし送信時には通数が発生します。特典や役立つ情報とセットにして「送る価値のある内容」にすることが、通数を無駄にしないコツです。
3. 一斉配信でアクションを促して認識させる(※通数消費に注意)
一斉配信で「下のボタンを押してください」「アンケートに答えてください」と呼びかけて反応を集める方法もあります。全員に一気に届けられるため効果が高く、短期間で認識を進めたいときに向いています。
ただし、一斉配信は送った友だちの人数分だけ通数を消費します。プラン上限を超えると追加料金が発生することもあるので、配信前に通数と料金プランを必ず確認しましょう。
3つの方法の比較
| 方法 | 通数の消費 | 手間 | 認識のしやすさ | 向いているケース |
|---|---|---|---|---|
| ① リッチメニュー+自動応答 | なし | 中(初期設定のみ) | 高(常時タップされる) | まず最初に用意したい基本導線 |
| ② カードタイプメッセージ | 送信時のみ | 中 | 中〜高 | 特典やキャンペーンと絡めたいとき |
| ③ 一斉配信で促す | 人数分かかる | 低 | 中(反応した人のみ) | 短期間でまとめて進めたいとき |
コストを重視するなら、まずは通数のかからないリッチメニュー導線を常設し、必要に応じてカードタイプメッセージや一斉配信を織り交ぜていく、この順番で進めるのがもっとも効率的です。
認識率を高めるための3つのコツ

導線を用意しても、友だちが反応してくれなければ認識は進みません。より多くの友だちに動いてもらうコツを3つ紹介します。
一つ目は、「アクションする理由」を明確にすること。ただ「ボタンを押してください」と言うだけではスルーされがちです。「押すとクーポンがもらえる」「限定情報が届く」といったメリットを添えると、タップ率は大きく変わります。
二つ目は、導線を複数用意すること。リッチメニューだけ、配信だけ、と一つに頼らず複数の入口を用意しておくと、それぞれの友だちの行動パターンに合わせて反応を拾え、取りこぼしを減らせます。
三つ目は、時間をかけて継続すること。認識は一度で完結せず、友だちが動いたぶんだけ少しずつ進みます。焦って一斉配信を連発すると通数ばかり消費するので、常設導線を軸に長い目で認識率を育てていく意識が大切です。
失敗しないための注意点・事前チェック

方法を実行する際につまずきやすいポイントを確認しておきましょう。ここを見落とすと「設定したのに認識されない」という状態に陥りがちです。
Messaging API / Webhookが正しく設定されているか
もっとも多いつまずきがここです。LINE公式アカウントのMessaging APIが有効で、Webhookが正しく設定されている必要があります。未設定だと、友だちがアクションを起こしても情報がLステップに届かず、いつまでも認識されません。「試しているのに反映されない」ときは、まずここを疑ってください。テスト用に自分のLINEでボタンをタップし、自分が認識されるか確認すると、連携が正しく動いているかを手早くチェックできます。
認識は「友だちのアクション後」なので全員は一度に反映されない
認識は友だちが動いてはじめて発生するため、全員が同時に反映されるわけではありません。タップや返信をしてくれた人から順に、少しずつ反映されていきます。「一日で全員」は仕組み上難しく、反応しない友だちも一定数残ります。だからこそ常設導線を置き、時間をかけて認識率を高めていく発想が大切です。
別アカウントへ“乗り換え移行”する場合の考え方
新しいLINE公式アカウントへ乗り換える場合も、友だちを自動で引き継ぐことはできません。旧アカウントの友だちに新アカウントの友だち追加URLやQRコードを案内し、移動してもらう導線が必要です。単なる後付け導入とは進め方が異なるので、自社がどちらのケースなのかを最初に整理しておきましょう。
認識させたあとにやるべきこと

既存の友だちを認識させることはゴールではなく、スタートです。取り込んだ友だちをその後の施策に活かしてこそ意味があります。
まず、認識した友だちにタグ付けやセグメント分けをすると、その後の配信がぐっと効果的になります。「既存の友だち」「新規の友だち」でタグを分ければ、それぞれに合ったメッセージを送り分けられます。さらにシナリオ配信やステップ配信を組み、段階的に情報を届けることで、購入や予約といった行動につなげやすくなります。「認識した友だちをどう育てるか」まで設計すると、Lステップ導入の効果を最大化できます。
どうしても手間な場合は?専門家・代行の活用

ここまで読んで、「仕組みは分かったが、設定や導線設計を自分でやりきる自信がない」と感じた方もいるかもしれません。Messaging APIやWebhookの初期設定、通数を抑えた導線設計、認識後のシナリオ設計は、慣れていないとつまずきやすい部分です。
設定を一つ間違えるだけで友だちが認識されず、時間もコストも無駄になることもあります。自己流で進めた結果、通数を過剰に消費したり、認識率が伸び悩んだりするケースも珍しくありません。少しでも不安がある場合は、Lステップの構築・運用に詳しい専門家に相談するのも有効な選択肢です。プロに任せることで、遠回りせずに最短で成果につなげることが可能です。
よくある質問(FAQ)

Q. 既存の友だちの人数分、通数を消費しますか?
リッチメニューや自動応答で認識させる方法なら、通数は消費しません。一斉配信で認識を促す場合のみ、送った人数分の通数がかかります。まずは通数のかからない常設導線から始めるのがおすすめです。
Q. ブロックされている友だちも認識されますか?
ブロック中の友だちにはメッセージが届かず、アクションも起こせないため認識されません。ブロックが解除され、何らかのアクションが発生した時点で認識されます。
Q. 全員が認識されるまでどのくらいかかりますか?
明確な期間はありません。認識は友だちのアクションに依存するため、常設導線を置きながら、時間をかけて徐々に認識率を高めていくことになります。数日で反応する人もいれば、数ヶ月動かない人もいます。
Q. Lステップを解約したら友だちはどうなりますか?
Lステップを解約しても、LINE公式アカウント側の友だちがいなくなるわけではありません。ただしLステップで蓄積した情報やシナリオは使えなくなるため、解約前に必要なデータの扱いを確認しておきましょう。
Q. スマホだけでも認識作業はできますか?
基本操作はスマホでも可能ですが、Messaging APIやWebhookの初期設定、リッチメニューの細かい設計はパソコンの方が作業しやすいです。導入初期はパソコンで設定を整え、運用はスマホで、という使い分けがおすすめです。
まとめ

最後に、この記事の要点を整理します。
- Lステップに既存の友だちは自動では引き継げない(導入直後に0人でも正常な状態)
- Lステップは「アクションのあった友だち」だけを認識する仕組み
- 「データ移行」機能は設定のコピーであり、友だちは移行できない
- リッチメニュー+自動応答なら通数を消費せず認識させられる
- Messaging API / Webhookの設定不備が“認識されない”原因になりやすい
- 認識はゴールではなく、タグ付けやシナリオ配信で活かすことが大切
「引き継げない」と聞くと不安になりますが、仕組みを理解して正しい導線を用意すれば、既存の友だちはしっかりLステップに取り込めます。まずは通数のかからないリッチメニュー導線から着手し、カードタイプメッセージや一斉配信を組み合わせて、じっくり認識率を高めていきましょう。
初期設定や認識導線の設計、その後のシナリオづくりに不安がある方は、弊社のLステップの構築・運用サポートを無料でご相談いただけます。まずはお気軽にお問い合わせください。
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