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コラム
LINE公式アカウント×Lステップの料金プランを比較!選び方や注意点も解説
この記事を書いた人
大塚達磨
OTSUKA TATSUMA
新潟県出身、福岡県在住。
元東京都港区役所職員。退職の翌日に福岡に移住し、LINE公式アカウントと機能拡張ツールであるLステップの活用支援を軸にしたwebコンサルティング会社、株式会社禅を創業。
【Lステップ正規代理店】として、『お客様の一番のサポーターになる』をモットーに、数多くのLINEアカウントを手がける。
趣味は定期的にお寺に通い、坐禅をすること。
目次
Lステップを導入したいけど、料金プランの選び方やコスト面で不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。Lステップは配信数や必要な機能に応じて選べる基本料金プランがあり、初期費用0円ではじめられる魅力があります。
本記事では、Lステップの基本プランから大量送信プランまで、それぞれの料金や特徴をくわしく解説。LINE公式アカウントとの連携による月額コストや、プラン選びのポイントも紹介します。
Lステップの料金プラン
Lステップには3つの基本プランがあり、初期費用がなくはじめられます。
プラン名 | スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
初月料金 ※新規に限る | 0円 | 0円 | 0円 |
月額料金 | 5,000円/月 | 21,780円/月 | 32,780円/月 |
月配信上限数 | 5,000通 | 30,000通 | 50,000通 |
通常プランの場合は、利用開始1ヶ月の無料利用期間がついています。試しにはじめてみて合わない場合は、自由に解約ができて、費用は一切かかりません。ただし、プランにより配信数や機能が変わるため、利用用途に応じてプランを選択しましょう。
スタートプラン
スタートプランは料金が安く、コストを抑えてはじめられます。月に配信できるメッセージ数は5,000通。基本的な機能が利用可能で、シナリオ配信、一斉配信、リマインダ配信、回答フォーム、予約管理などが含まれます。ただし、スタートプランでは細かい分析やリッチメニューの設定はできません。
スタートプランは、はじめてLステップを使う方やLINEに登録されている友だちが多くない方におすすめです。
スタンダードプラン
スタンダードプランは、スタートプランの機能に加えて、リッチメニューのカスタマイズやURLクリック測定、コンバージョン機能が追加されています。月に配信できるメッセージ数も30,000通へ。スタートプランより、詳細な分析やカスタマイズができるため、顧客の情報を活用したキャンペーン施策なども有効です。
友だちの数が増えてきた企業や、顧客の行動データを活用して、ターゲットを絞ったアプローチを考えている方におすすめです。
プロプラン
プロプランは、すべてのLステップの機能が利用できます。月に配信できるメッセージ数は50,000通です。
複数のデータを組み合わせて、顧客の行動や属性の分析ができるクロス分析。効果的なチャネルを特定し、マーケティング活動の最適化が可能な流入経路分析もあります。運用社が多い組織であれば、アカウントごとにアクセスできる権限を細かく設定し、業務効率化とセキュリティの向上が図れるスタッフ権限設定も魅力です。
多くの顧客を抱える企業や詳細な顧客分析を必要としているビジネス、高度なマーケティング戦略を実施したい方に向いています。
大量送信プラン
大量送信プランは、多くのメッセージ配信が必要な企業や店舗向けに設計されています。従量課金制で、通常のプランでは対応できない大量のメッセージ配信が可能です。例えば、配信数が10万通を超えた場合、10万通を超えた時点で30万通プランに変更されます。主なプランは以下のとおりです。
プラン名 | 10万通プラン | 30万通プラン | 50万通プラン | 100万通プラン |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
Lステップ月額料金 | 87,780円 | 131,780円 | 142,780円 | 197,780円 |
月間配信数 | 100,000通 | 300,000通 | 500,000通 | 1,000,000通 |
大量送信プランでは、Lステップのすべての機能が利用可能です。大量送信プランには通常プランと違い、無料期間がなく、Lステップを契約した月から課金が発生する点に注意しましょう。多くの友だちがいて、月間のメッセージ配信数が多い企業や、大量のメッセージで効率的に顧客とのコミュニケーションを強化したい方に適しています。
Lステップの運用にかかるコスト
LINE公式アカウントとLステップの運用には、それぞれ料金がかかります。月間のランニングコストを計算するためには、月間に配信するメッセージ数をもとにシュミレーションしてみましょう。以下、配信数に基づいた合計金額の例です。
名称 | プラン名 | 金額 |
LINE公式アカウント | ライトプラン | 5,000円 |
Lステップ | スタートプラン | 5,000円 |
合計 | 105,000円 |
名称 | プラン名 | 金額 |
LINE公式アカウント | スタンダードプラン | 16,500円 |
Lステップ | スタンダードプラン | 21,780円 |
合計 | 38,280円 |
名称 | プラン名 | 金額 |
LINE公式アカウント | スタンダードプラン+追加メッセージ料金(20,000通) | 82,500円 |
Lステップ | プロプラン | 32,780円 |
合計 | 115,280円 |
LINE公式アカウントのライトプランとLステップのスタートプランからは、メッセージの配信上限が同じように設定されており、料金プランの変更もわかりやすくなっています。
Lステップの料金プランの選び方のポイント
Lステップの料金プランは、配信数と必要な機能の2つのポイントから選びましょう。配信数が多ければ、月間配信数を超えないプランを選び、リッチメニューの切り替えや流入経路分析など、特定の機能に対応したプランが最適です。選ぶ際のポイントを押さえて、効果的なプランを探してみてください。
配信数を目安にする
配信したいメッセージの量から最適なプランを選びます。配信数を目安にする場合の計算式は以下のとおりです。
LINE公式アカウントの友だち数×配信数
例:定期的に一斉配信をおこなう
友だち数200人×月2回配信=400通
この場合はスタートプランが最適です。
例:ステップ配信をおこなう
友だち追加見込み数1,000人×メッセージ数(20通)=20,000通
この場合はスタンダードプランが最適です。
すでにLINE公式アカウントを運用している場合は、月間配信数を参考にプランを選ぶとよいでしょう。
使用したい機能で選ぶ
Lステップは料金プランにより利用できる機能が異なります。もし、利用したい機能があれば、メッセージ配信数にかかわらず、その機能に対応したプランを選択しましょう。
リッチメニューの切り替えをしたい場合はスタンダードプラン以上、流入経路分析をしたいならば、プロプラン以上の契約が必要です。運用方法や目的に応じて、必要な機能を検討します。
Lステップの料金プランを選ぶ際の注意点
Lステップを契約した後に後悔しないように、事前に押さえておきたい注意点を確認しておきましょう。料金プランによってはダウングレードができないなど、後から変更できない部分もあります。事前にチェックして、慎重に料金プランを選んでください。
ダウングレードができない場合がある
スタートプランからプロプランの間は、使用できる機能の違いによりダウングレードができません。
ダウングレードができない例
・プロプラン→スタンダードプラン
・スタンダードプラン→スタートプラン
ただし、プロプランから大量送信プランの間ではダウングレードが可能です。アップグレードするには制限がありません。しかし、間違ってアップグレードした後にダウングレードできないため、料金プランは慎重に選びましょう。
また、誤った設定をやり直したいとLステップを解約しても、同じLINE公式アカウントに再度Lステップの紐付けはできません。必要な機能がわからない方は、スタートプランまたはスタンダードプランからはじめると安心です。
メッセージの種類によって課金対象が異なる
配信数にカウントされないリプライメッセージと配信数にカウントするプッシュメッセージの2種類があります。
リプライメッセージは、友だちのアクション後に自動的に配信するメッセージのことです。友だち追加時や特定のボタンをタップした際に送信されます。プッシュメッセージは、リプライメッセージ以外のすべてのメッセージ。個別トーク、シナリオ配信、リマインダ配信、一斉配信も課金対象です。
通数のカウントの違い
LINE公式アカウントとLステップのメッセージのカウント方法が異なります。LINE公式アカウントは3吹き出しまでを1回、Lステップは5吹き出しまでを1回とカウントします。LINE公式アカウントに比べ、より多くの文字数を配信できるのがメリットです。
ただし、メッセージはLステップからの配信になるため、Lステップの配信数とLINE公式アカウントの配信数は同時に減ることに留意しましょう。
月途中のプラン変更
アップグレードは課金周期を待たずに、即時反映されます。今までの料金プランとの差額は、アップグレード時の処理と一緒に決済される仕組みです。
一方、大量送信プランからプロプランの間でダウングレードした場合は、すぐに料金プランの変更はされずに翌月分として処理されます。アップグレードとダウングレードでは、変更プランの適用開始日と決済のタイミングが異なるため注意しましょう。
まとめ
Lステップの特徴は、配信数や機能のニーズに応じて選べる柔軟な料金プランです。初期費用は無料で気軽にはじめられますが、ダウングレードが難しい場合もあります。効果的にLINE公式アカウントを運用したい場合は、具体的な用途や目標を考えた料金プラン選びが成功のカギです。どのプランを選べばよいか悩む方は、配信数や必要な機能を基準に慎重に検討してみてくださいね。