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Web広告運用の代理店への手数料相場は?
Web広告運用

広告運用する代理店への手数料相場は?依頼するメリットや選び方を紹介

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大塚達磨

OTSUKA TATSUMA

新潟県出身、福岡県在住。
元東京都港区役所職員。退職の翌日に福岡に移住し、LINE公式アカウントと機能拡張ツールであるLステップの活用支援を軸にしたwebコンサルティング会社、株式会社禅を創業。
【Lステップ正規代理店】として、『お客様の一番のサポーターになる』をモットーに、数多くのLINEアカウントを手がける。
趣味は定期的にお寺に通い、坐禅をすること。

「広告運用を代理店に依頼したいけど、手数料の相場はいくらなの?」そんな疑問をお持ちのオーナーやマーケティング担当者もいるのではないでしょうか。広告運用には、戦略設計やアカウントの設定、定期的なデータ分析と改善など多くの工程が含まれます。

この記事では、広告代理店へ支払う手数料の相場や計算方法を解説します。広告費とは別途必要になる手数料の仕組みを理解し、信頼できる広告代理店を見つけましょう。

広告代理店に依頼する際に必要となる費用と手数料

広告代理店に依頼する場合は、以下2種類の費用が発生します。

  • 広告媒体に支払う「広告出稿費」
  • 代理店に支払う「運用手数料」

広告出稿費は、代理店に依頼しない場合でも必要な費用です。一方、運用手数料とは、広告運用を代理店に委託する際に発生する対価であり、企画や制作、運用、効果測定などの業務にかかる費用を含みます。

運用にかかる費用を正しく理解するために、それぞれの費用の内訳を正しく把握しておきましょう。

広告媒体に支払う「広告出稿費」

広告出稿にかかる主な費用は以下のとおりです。

  • 広告費
  • クリエイティブ制作費

広告を出稿するには、広告媒体に支払う広告費に加えて、バナー画像や動画などの媒体に適したクリエイティブ制作も必要です。広告掲載後も、ランディングページ(LP)の配置変更やデザイン修正をおこなう場合も、追加でクリエイティブ制作費が発生することがあります。

代理店に支払う「運用手数料」

広告代理店に広告運用を依頼する場合、以下の費用が発生します。

  • 初期費用
  • 運用代行費用(ランニングコスト)
  • オプション費用

広告代理店は、広告戦略の専門的な知識と豊富な実績を持ち、クライアントの売上向上を支援します。効果的な広告運用をするには、多くの時間と労力がかかるため、その対価として広告手数料が設定されています。

広告運用代行の手数料相場

広告運用代行を依頼する場合、手数料は広告費の額や契約形態によって異なります。一般的な手数料の形態と相場は以下のとおりです。

  • 手数料率型:広告費の20%が手数料相場
  • 固定型:月々の支払いが定額
  • 成果報酬型:成果数に応じて変動

それぞれの手数料について解説します。

手数料率型|広告費の20%が手数料相場

手数料率型とは、「広告費の〇%で手数料として支払う」契約形態です。一般的な運用手数料の相場は、広告費の20%前後とされており、多くの代理店で採用されています。

広告費が高額になると、必要な人員や工数が増えるため、クオリティの高い広告運用が期待できます。手数料率型のメリットは、固定型と比較して少額から依頼しやすい点です。ただし、成果にかかわらず、広告費に比例して手数料が発生するため、費用対効果を見極める必要があります。

固定型|月々の支払いが定額

固定型は、毎月の広告運用費を一定額で支払う契約形態です。広告運用が月額25万円~30万円以下の場合、手数料率型では代理店側の収益が見合わないため、固定金額で契約されることがあります。

広告費が少額でも一定の支払いが必要なため、実質手数料率型より割高になるケースも少なくありません。また、初期費用を別途設定している代理店もあるため、契約前に必ず見積もり内容を確認しましょう。

成果報酬型|成果数に応じて変動

成果報酬型は、商品の購入やサービスの申込、資料のDLなど成果が発生したときにのみ手数料を支払う契約形態です。「1件あたり◯円」というように、成果1件ごとに報酬が発生する仕組みです。

成果報酬型は、成果が出ない限り費用が発生しません。費用対効果が明確で、結果を重視する企業に適しています。一方、成果報酬の設定次第では、成果が増えるほど多額の支払額が高額になる可能性があるため、事前に契約内容を確かめる必要があります。

広告代理店に依頼するメリット

広告代理店に依頼することで、以下のメリットが得られます。

  • ノウハウとデータに基づいた運用が受けられる
  • 自社のリソースを節約できる
  • 成果レポートで改善ポイントが明確になる
  • トレンドや媒体特性への対応が速い

それぞれ解説します。

ノウハウとデータに基づいた運用が受けられる

広告代理店は、豊富な運用実績と最新の媒体知識をもとに、効果的な施策を提案します。ターゲットユーザーの反応を分析し、広告やランディングページの改善を繰り返すことで、コンバージョン率の向上につながる運用が可能です。

広告運用が初めてまたは経験が浅い場合でも、広告代理店のノウハウを活用することで成果が出やすくなり、自社にも知見が蓄積されるメリットがあります。

自社のリソースを節約できる

広告の企画・配信・効果測定・改善提案までを一括して広告代理店に任せることで、社内の作業負担を大幅に削減できます。その分、商品やサービスの品質向上など、注力すべき業務へ集中させることが可能です。

広告は継続的に運用してこそ効果を発揮するため、配信を止めない体制づくりが欠かせません。自社のリソースが限られている企業は、広告運用の一部を代理店に依頼するハイブリッド運用も有効です。

成果レポートで改善ポイントが明確になる

広告代理店は、運用結果をもとにした定期的なレポートを作成します。レポートを通じて、どの広告が効果的で、どの広告が改善するべきか把握する必要があるからです。定期的な見直しで、ターゲットの反応や市場の変化に応じて、広告戦略の見直しをおこない、広告の効果を最大化・無駄なコスト削減にもつながります。

トレンドや媒体特性への対応が速い

Web広告の業界はアップデートが激しく、媒体ごとに仕様や傾向も日々変化します。広告媒体から公式認定を受けた代理店は、最新情報や特別なサポートを優先的に受けることができます。

一般には出回っていない最新の広告手法や成功事例の活用も珍しくありません。実績のある広告代理店に依頼する場合、トレンドや媒体特性に特化した広告で集客が期待できます。

広告代理店を選ぶ際のポイント

信頼できる広告代理店を選ぶためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 手数料の算出方法
  • 運用体制
  • レポートと改善提案の質
  • 契約内容
  • 事例や実績

これらの項目を把握しておけば、広告代理店に依頼後の認識のずれやトラブル予防につながります。

①手数料の算出方法

広告代理店に依頼する際は、見積書や請求書に記載されている手数料の表示形式と計算方法を正しく理解しておくことが重要です。

広告費と手数料の表示方法はネットとグロスの2種類あります。「ネット」は広告費と手数料が別、「グロス」は手数料込みの総額です。

また、手数料の計算方法には「外掛け(広告費に手数料を加算)」と「内掛け(総額に手数料が含まれる)」があります。

形式を混同すると費用感にズレが生じ、トラブルの原因となるため、見積もり段階で確認しましょう。

②運用体制

広告代理店の運用体制には、分業型と専業型があり、依頼内容や自社の体制に応じて選びましょう。

分業型は、営業担当・プランナー・運用担当などに分かれており、それぞれの分野に特化した専門家がいます。クオリティの高い広告設計が期待できますが、担当者が複数に分かれるため、コミュニケーションロスにつながる恐れもあります。

一方、専業型はひとりの担当者が企画から運用まで一貫して対応します。要望がダイレクトに伝わりやすく、対応スピードも早い傾向にありますが、対応の質が担当者のスキルに左右される点に注意が必要です。あらかじめ、過去の実績や得意分野を確認しておきましょう。

③レポートの有無

広告代理店が提出するレポートの提出頻度や内容、わかりやすさも重要です。効果的な広告運用ができているのかは、クリック率やコンバージョン率など数字で客観的に評価できます。

ただし、レポートの提出頻度が低ければ、改善までのPDCAサイクルが遅くなり、成果の最大化は難しくなります。レポートの提出頻度や分析に必要な内容記載があるのか事前に把握しておくとよいでしょう。

④契約内容

契約内容の最低掲載期間・中途解約の条件を必ず確認します。最低掲載期間を経過しないければ、中途解約ができないケースがあり注意が必要です。最低掲載期間が6カ月と定められている場合、途中で解約すると違約金が発生します。なかには1年間の継続を求める代理店もあるため、契約期間は必ず確認しましょう。

また、対応範囲外の業務はオプションになるケースがあります。訪問対応の交通費、レポートの提出回数、打ち合わせの頻度など、追加費用が発生する項目は広告代理店に確認しておくと安心です。

⑤事例や実績

広告代理店によってバナーやランディングページ、SNS運用など得意分野が異なります。依頼する広告代理店が過去に請け負った事例や実績を確認し、自社の業種や目的との相性を見極めます。

自社と似た課題を解決した事例があれば、再現性の高い提案や効果が期待できるでしょう。

広告運用の手数料相場を知って、信頼できる代理店に任せよう

広告代理店に運用を依頼する場合、一般的には広告費の20%前後が手数料として加算されるのが相場です。広告費の規模や運用方針によって料金体系も変わります。見積りや契約内容、広告代理店の運用体制などを事前に確認しておくことが、トラブル防止につながります。

また、広告代理店はWeb広告運用のノウハウや最新トレンドへの対応力に優れていますが、それぞれ得意分野や対応範囲が異なります。信頼できる広告代理店に運用を任せるには、実績や運用体制、提案力をしっかり見極めることが重要です。自社との相性を踏まえて判断することが、納得のいく成果につながる第一歩となります。

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