COLMUN
コラム

小さな工務店でもOK!集客につながるインスタ運用のコツと事例を紹介
この記事を書いた人

大塚達磨
OTSUKA TATSUMA
新潟県出身、福岡県在住。
元東京都港区役所職員。退職の翌日に福岡に移住し、LINE公式アカウントと機能拡張ツールであるLステップの活用支援を軸にしたwebコンサルティング会社、株式会社禅を創業。
【Lステップ正規代理店】として、『お客様の一番のサポーターになる』をモットーに、数多くのLINEアカウントを手がける。
趣味は定期的にお寺に通い、坐禅をすること。
目次
「最近、工務店のInstagram(インスタ)アカウントが増えてきたけど、うちはやるべきかな?」
とお考えの方がこの記事に辿り着いたのではないでしょうか。
お考えのとおり、最近では工務店の集客ツールとして「インスタ」の活用が注目されています。今やInstagram(インスタ)は住宅購入を検討しているユーザーにとって当たり前の情報収集ツールとなりつつあります。インスタを通じた集客やブランディングは、小さな工務店こそ取り組むべき戦略の1つです。
本記事では、工務店がInstagram(インスタ)を活用して集客につなげるための実践的なノウハウとコツについてご紹介します。数ある工務店の中から商談につながり、最終的には自社が選ばれる仕組みづくりの参考にしてください。

なぜ工務店の集客にインスタがおすすめなのか?

工務店の集客にインスタがおすすめな理由は、主に以下の3つが挙げられます。
- 住宅購入を検討しているユーザーの情報収集がSNS中心に変化している
- ビジュアルで直感的に伝えることができる
- 継続的に情報を届けることができる
インスタは、住宅の購入やリフォームを検討しているユーザーが多く利用しているSNSです。「地域名+工務店」「注文住宅 施工事例」などのキーワード検索に活用する「ハッシュタグ」をはじめ、「リール動画」や「発見タブ」など、フォロワー以外のユーザーにも投稿が届く機能が豊富なため、集客効果が期待できます。
また、インスタは、施工事例や実績を写真や動画といったビジュアルで直感的に伝えるのに適しており、これらの投稿を継続的に見てもらうことで見込み客に「ここにお願いしたい」と思ってもらえる可能性を高めることができます。
小さな工務店でもできる!インスタ運用のメリット

工務店がインスタを運用するメリットとして、以下の5つが考えられます。
1. 無料から始められる
無料で自社の魅力を発信することができるため、まずは小さくコストを抑えながら集客を始めたい工務店に最適です。
2. 少人数でも運用が可能
現場スタッフがスマホで撮影した写真や動画を簡単に投稿でき、コツはありますが専任の担当者がいなくても十分に運用することが可能です。
3. 施工事例を効果的に発信できる
写真や動画がメインのSNSであるため、住宅の魅力をビジュアルで最大限伝えやすく、実績や技術力の証明にもなります。
4. スタッフや社長の「人柄」を伝えやすい
家づくりは高額な買い物になるため、人との信頼関係が特に大切です。会社の日常風景や社員の紹介を通じて、親近感や信頼感を高め、「ここにお願いしたい」と思ってもらうことができます。
5. 地域密着型の魅力を届けやすい
地元の風景、参加イベント、地域とのつながりを紹介することで、「この会社にお願いしたい」と感じてもらいやすくなります。
工務店の集客につながるインスタ活用5つのコツ

工務店の集客におすすめなインスタ活用のコツは、以下の5つが考えられます。
- 施工事例は「ビフォー・アフター」+エピソードで訴求
- スタッフや大工さんの「顔出し」で親近感UP
- お客様の声・インタビュー形式で信頼獲得
- 「暮らしの豆知識」などノウハウ系でファンを増やす
- インスタユーザーとの積極的なコミュニケーション
それぞれ詳しく見ていきましょう。
インスタ運用のコツ①:施工事例は「ビフォー・アフター」とエピソードで訴求
工務店のインスタ運用で一番最初に思いつくのが施工事例の紹介だと思います。ただ施工した住宅の外観だけを投稿するのではなく、内装をさまざまな角度からの写真を用意したりルームツアーの動画で投稿すると、ユーザーがイメージしやすいでしょう。
また、着工前や工事中の写真など、ビフォーアフターの様子を発信することで、自社の技術力や品質、こだわりをアピールすることができ、信頼感が高まります。
インスタ運用のコツ②:スタッフや職人の顔出しで親近感アップ
社長やスタッフの顔を投稿に登場させると、企業の雰囲気が伝わり問い合わせにつながりやすくなります。
また、スタッフが内観を紹介する動画を投稿することで、親近感がわき、モデルハウス見学会や商談のハードルが低くなります。
インスタ運用のコツ③:お客様の声をインタビュー形式で紹介
「実際に住んでみてどうだったか」「住宅購入の決め手は何だったか」などを動画や写真付きで紹介すると、リアルな口コミとして非常に効果的です。
おすすめのインタビュー項目は、以下のような内容になります。
- 家づくりを考え始めたきっかけ
- 住宅購入を検討する中でどのように動いていったか
- 自社への最初の印象と家を建てた後の変化
- どんな人に自社をおすすめしたいか など
様々な視点からの声を発信することで、見込み客の住宅の購入イメージがより鮮明になるでしょう。
インスタ運用のコツ④:「暮らしの豆知識」などノウハウ系でファンを増やす
住宅に関する豆知識や失敗談、収納の工夫などのお役立ち情報は保存・シェアされやすく、フォロワー増加につながります。
『住宅の専門家』としての意見を発信することで、工務店の提案力をアピールすることができます。特におすすめなのは、以下のような内容になります。
- 失敗しない工務店の選び方
- インテリアのコーディネートノウハウ
- 土地の探し方
- ライフプランから考える住宅購入の計画
- 住宅に使える補助金制度の活用法 など
工務店ならではの視点で発信すると、ユーザーは新たな気づきを得られ、満足度や信頼性アップにつなげることができるでしょう。
インスタ運用のコツ⑤:インスタユーザーとの積極的なコミュニケーション
工務店のインスタ運用は、見込み客とコミュニケーションを取るのにも最適です。フォロワーから届いた質問やコメントに対し、1つひとつ丁寧に対応することで顧客との信頼関係を築くことができます。
また、インスタでは、ただ届いたメッセージに対してコメントを返信するだけでなく、「ストーリー」のアンケート機能を使用してコミュニケーションをとるのもおすすめです。ユーザーをファン化させながら、さらなる施策に立つ意見も集めることができます。
インスタと連携させたい集客施策

工務店のインスタ運用で、合わせて取り組むことでより集客が期待できる施策は以下の4つが考えられます。
- LINE公式アカウントで見込み客を育成
- 広告運用(Meta広告)でフォロワーやリードの獲得を加速
- ホームページと連携して導線を強化
- 完成見学会やイベントの申し込み導線の明確化
それぞれ詳しく見ていきましょう。
インスタとの連携施策①:LINE公式アカウントで見込み客を育成

インスタのプロフィールやストーリーズにLINE公式アカウントのリンクを掲載することで、インスタの投稿を”見られるだけ”で終わっていたユーザーを拾い上げ、資料請求や見学会の申し込みといった具体的な行動までつなげることが可能になります。
また、Lステップを連携させることで、自動化や業務効率化を実現させながらLINEの運用が可能です。LINEの具体的な活用方法が気になる方はこちらの記事も参考にしてください。
【参考記事】
インスタとの連携施策②:広告運用(Meta広告)でフォロワーやリードの獲得を加速
インスタは無料で運用できるSNSですが、最近は同じように他社も参入してきており、以前よりもフォロワーを増やしたりインプレッションを伸ばすのが難しくなってきているのは事実です。
そのため、インスタにも広告を出すことができるMeta広告などの広告運用と合わせてインスタを運用していくことで、比較的短期間で集客につなげることができます。
また、広告運用では、ターゲットとなる地域や年齢層をあらかじめ細かく設定して配信をすることができるので、最初から見込み客に近いユーザーに自社を知ってもらうことができるでしょう。
インスタの投稿内容の中から反応の良いものをピックアップして広告に出稿することで、効率よく認知拡大をすることが可能です。
インスタとの連携施策③:ホームページと連携して導線を強化
工務店の集客では、インスタで興味を持ってもらった見込み客を、ホームページへとスムーズに誘導する導線設計が欠かせません。
他の施工事例やお客様の声、会社概要といった情報をより詳しく知ってもらうためには、SNSだけで完結せず、信頼性の高いホームページへ誘導する仕組みが必要です。
プロフィール欄にURLを設置するだけでなく、ストーリーズでリンクを貼ったり、投稿文中で資料請求や見学会予約へのアクションを促すことで、ユーザーの行動を後押しできます。
インスタとホームページを連携させることで、単なる”いいね”で終わらせず、問い合わせや来場といった具体的な成果につなげる導線が生まれます。
インスタとの連携施策④:完成見学会やイベントの申し込み導線の明確化
せっかくインスタを見て良い印象を持ってもらっても、見学会やイベントへの申し込みにつながらなければ意味がありません。
これらの申し込みをユーザーにとってわかりやすい導線にすることで、申し込み率がアップします。最近ではホームページでのフォーム受付よりもLINEで受け付けるほうが申し込み率が高い傾向にありますので、もし申し込み導線がフォームだけの場合は、LINE公式アカウントに変更するだけでも申し込み率が改善されるかもしれません。
Lステップを連携させれば、LINEの中でフォームの受付や予約の管理、リマインドの自動配信ができるので、ユーザーにとってより申し込みしやすい環境を構築することができます。
また、申し込み時に入力する項目を最低限にすることも申し込み率に影響します。取得する個人情報は必要最小限にして、申し込みのハードルを下げておきましょう。
現役Webマーケターが選ぶ参考にしたい工務店のインスタアカウント事例
インスタを積極的に活用している工務店の中には、集客に成功している事例が数多く存在します。
以下にWebマーケティング会社である当社が参考にしたい工務店のインスタアカウントを共有します。ぜひこれらのアカウントを自社のインスタ運用の参考にしてみてください。
参考にしたいインスタ①:ユーハウス

岐阜や愛知を中心に、自分らしい暮らし方のできる家・飽きのこないデザインで高性能な家をコンセプトにしているユーハウスのインスタアカウントです。
インスタのフィード投稿だけでなく、ストーリーズも頻繁に投稿しており、内容も人にフォーカスしたものが多くとても見せ方が上手です。
また、LINE公式アカウントにも力を入れており、Lステップを連携し、LINEの中でのアプローチも非常にこだわっている設計になっているので、ユーザーにとっても”伝わりやすい”見せ方を実現しています。
参考:ユーハウスのInstagramアカウント @youhouse__daiyuu
参考にしたいインスタ②:エコワークス

福岡や佐賀、熊本を中心に、”木の家”が専門のエコワークス株式会社のインスタアカウントです。
木の質感が伝わるように光加減を調節した写真を投稿したり、ルームツアーの動画をうまく使い分けながら発信しています。
参考:エコワークスのInstagramアカウント @ecoworks_official
参考にしたいインスタ③:レガロ建築設計

福岡市を中心に、高いデザイン力と高い住宅性能を兼ね備えた注文住宅を強みとするレガロ建築設計のインスタアカウントです。
こちらのアカウントも写真のクオリティにこだわりつつ、イベント告知もうまく織り交ぜながら発信しています。
また、広告とも掛け合わせて運用しているため、地方で展開しているにも関わらず多くのフォロワーがついています。
参考:レガロ建築設計のInstagramアカウント @regalo_design
まとめ|工務店の集客にInstagram(インスタ)は必要不可欠

インスタはSNSの中でも特に工務店と相性の良い「営業ツール」です。インスタをうまく活用することで、地域のファンや見込み客と信頼関係を築き、問い合わせにつなげることが可能です。
ただし、投稿自体は簡単に行える反面、インスタを活用している工務店も徐々に増えてきているため、ただ投稿しただけでは成果が上がらなくなってきているのも事実です。
もし社内だけでは難しいと感じたら、運用サポートや戦略設計のプロに相談するのも一つの手段です。
弊社では無料相談やアカウント設計支援も行っていますので、お気軽にご相談ください。

\Lステップ正規代理店が事業課題を解決するLINE戦略をご提案!/