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【2025年最新版】Meta広告の権限付与マニュアル|Facebook広告・Instagram広告を代理店・担当者へ安全に権限付与する手順を徹底解説

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大塚達磨

OTSUKA TATSUMA

新潟県出身、福岡県在住。
元東京都港区役所職員。退職の翌日に福岡に移住し、LINE公式アカウントと機能拡張ツールであるLステップの活用支援を軸にしたwebコンサルティング会社、株式会社禅を創業。
【Lステップ正規代理店】として、『お客様の一番のサポーターになる』をモットーに、数多くのLINEアカウントを手がける。
趣味は定期的にお寺に通い、坐禅をすること。

Meta(Facebook・Instagram)広告の運用を代理店や他の担当者へお願いするとき、

「権限の付与をお願いします。」

と言われて、焦ってしまった方も多いのではないでしょうか?

本記事では、そんな方々に向けて、Meta広告運用における「権限付与」の全体像を解説し、ビジネスマネージャー(Meta Business Suite)を活用した具体的かつ安全な設定方法をご紹介します。

広告初心者の方にもわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

CPAを下げるMeta広告必須設定チェックリスト

Meta(Facebook・Instagram)広告における「権限付与」とは?

Instagram広告イメージ画像

Meta広告では、広告アカウントやFacebookページ、Instagramアカウント、ピクセルなど、複数の管理が必要になります。これらを特定のユーザーや代理店に対して「アクセス権限」を付与することで、自分ではない第三者による広告運用が可能になります。

よくある誤解

  • 個人のFacebookアカウントのログイン情報を渡す
  • 広告アカウントを2つ作成して、そのうちの1つの権限を渡す
  • Facebookページだけ権限付与をする

これらの誤りは、正しく権限を付与できていないだけでなく、セキュリティの観点からも非常に危険な場合があります。

ビジネスマネージャー(Meta Business Suite)の利用が必須な理由

Meta(Facebook・Instagram)広告の安全な運用には、Metaビジネスマネージャーの利用が必須です。Metaビジネスマネージャーを使うことで以下のような管理が可能になります。

  • 複数のユーザーに対して役割を分けて権限付与
  • 代理店とクライアント双方のアカウント権限を整理して管理
  • 広告アカウント・ピクセル・カタログ・Facebookページ等の一元管理

すべての設定にログが残るため、不正アクセスやトラブル時の対応も容易になります。

Meta(Facebook・Instagram)広告アカウントの権限付与に必要なもの

Meta(Facebook・Instagram)広告アカウントの権限付与をする前に、必要なものを事前に確認しておきましょう。

権限付与するユーザー】 

  • ビジネスマネージャー(Meta Business Suite)のログイン情報

権限付与されるユーザー】

  • 個人のFacebookアカウント
  • 権限を付与したいメールアドレス
  • ビジネスマネージャー(Meta Business Suite)へのユーザー追加

Meta(Facebook・Instagram)広告のユーザー権限付与の方法

権限の付与方法について、以下にキャプチャー付きで具体的に解説します。

ステップ1:ビジネスマネージャー(Meta Business Suite)にログインする

下記URLよりビジネスマネージャーを開きます。その後『利用を開始』をクリックし、ログインをします。

ビジネスマネージャー(Meta Business Suite)ログインURL】
https://www.facebook.com/business/tools/business-manager

権限を付与したい広告アカウントに紐づいているビジネスマネージャー(Meta Business Suite)が選択されていることを確認します。

ステップ2:「設定」からユーザーを招待

画面左下にある『設定』をクリックすると以下の表示になります。
その後『ユーザー』をクリックし、右上の『ユーザーを招待』のボタンをクリックします。

ステップ3:権限を付与したい相手のメールアドレスを入力

招待したいユーザーのメールアドレスを入力し、「次へ」をクリックします。
※メールアドレスを入力後、Enterキーを押すか他のところを1度クリックすると、「次へ」をクリックできるようになります。

ステップ4:必要なアクセスを割り当てる

招待したいユーザーに必要なアクセスを割り当てます。「全権限」をクリックすると、他者に全権限を割り当てるといったいま行っている操作ができるようになったり、ビジネスポートフォリオを削除したりすることができるようになります。

権限付与する人が信頼できる人であれば、招待後も細かい設定や作業も必要になってくるので、その時にいちいち自分がやらなくてもいいように「全権限」にチェックを入れて、右下の「次へ」をクリックして設定を進めていきます。

ステップ5:権限を付与するアセットを選択、必要な権限を付与

招待するユーザーに共有したい広告アカウント・ピクセル・Facebookページ等をすべて選択し、それぞれ許可したいアクセス権限にチェックを入れた上で「次へ」をクリックします。

広告のアカウント権限の違いは以下の通りです。

キャンペーンを管理(広告)パフォーマンスを確認クリエイティブハブのモックアップの管理広告アカウントの管理
広告の作成・編集××
広告・レポートの表示×
クリエイティブハブの利用×
支払い方法の編集×××
ユーザー権限の管理×××
クリエイティブハブは複数人が共同でクリエイティブ制作ができるWeb上の作業スペースのことです。

ステップ6:内容を確認し招待

招待の内容を確認し、問題なければ右下の『招待を送信』をクリックします。

Meta(Facebook・Instagram)広告アカウントの権限付与の承認方法

前章のステップ6まで完了すると、招待したいユーザーに自動で以下のような招待メールが送信されます。相手にFacebookから権限を承認するためのメールが来ていないか確認をしましょう。

『招待を見る』をクリックすると、以下のようなサイトに遷移するので、右のボタンからログインをして招待を承認すると権限付与が完了します。

権限を変更・削除したい場合の設定方法

一度付与したユーザーの権限を変更したり削除したい場合もあるかと思います。その場合の設定方法についても解説します。

権限を変更したい項目を左のメニューから選択し、その後変更したいユーザーの右にある「管理」をクリックします。(以下の画面は「広告アカウント」の場合です)

すると以下のような「割り当てを管理」の画面が表示されますので、変更したい権限にチェックを入れ直し「保存」をクリックすることで変更ができます。(以下の画面は「広告アカウント」の場合です)

ユーザーの権限をすべて削除したい場合は、削除したいユーザーの右にある削除マークをクリックするか、「管理」をクリック後上の画面で「アクセスを削除」をクリックすることで、選択したユーザーの権限がすべて削除されます。

まとめ:Meta広告運用を”安全に任せる”ための権限付与を

Meta(Facebook・Instagram)広告の権限付与について解説をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

あまり慣れていない人には少し分かりづらい部分かもしれません。

企業や組織でMeta(Facebook・Instagram)広告を運用するのであれば、複数人に権限を付与して共有しておいたほうが効率的に運用することができます。

それぞれ必要な作業範囲に応じて権限を付与することで、誤った操作やトラブルを避けることができるので、ぜひ設定方法について覚えていきましょう!

弊社では広告運用について、無料相談やアカウント設計支援も行っていますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。

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