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コラム

【2025年版】LINE採用の始め方と運用完全ガイド|公式LINE×Lステップを活用して応募率アップ
この記事を書いた人

大塚達磨
OTSUKA TATSUMA
新潟県出身、福岡県在住。
元東京都港区役所職員。退職の翌日に福岡に移住し、LINE公式アカウントと機能拡張ツールであるLステップの活用支援を軸にしたwebコンサルティング会社、株式会社禅を創業。
【Lステップ正規代理店】として、『お客様の一番のサポーターになる』をモットーに、数多くのLINEアカウントを手がける。
趣味は定期的にお寺に通い、坐禅をすること。
目次
採用活動をしようと思ったとき、真っ先に思いつく方法としてIndeedやバイトルなどといった求人プラットフォームや人材紹介が挙げられるのではないでしょうか?
そんな中で近年注目されているのが、企業側がほしい人材を採用するために能動的にアプローチする「ダイレクトリクルーティング」です。
ダイレクトリクルーティングにも様々な方法がありますが、本記事ではその中でもより効果的だと注目されているLINEを活用した採用について解説します。ぜひ自社の採用活動の参考にしてください。
“採用できない”会社が抱える課題

近年、中小企業における採用活動が大企業に比べて特に困難な状況が続いています。
より知名度のある会社を選択する人が多い傾向となっており、求人サイトで募集しても、他の知名度のある会社の求人に埋もれてしまいがちです。
採用活動において、「応募がこない」原因には、次のような問題点が考えられます。
- 認知度不足
- 求人情報がターゲットとなる人にリーチできていない
- 募集している求人情報を魅力的に伝えられていない
- 応募の導線や採用フローがわかりづらい
LINEを活用した採用が注目される理由

LINE公式アカウントを活用した採用活動には、以下のようなメリットがあります。
- ユーザーとのコミュニケーションが取りやすい
- 自社独自の魅力を伝えやすい
- 応募者の管理がしやすい
- こちらから能動的にオファーをかけられる
- 応募者の心理的ハードルを下げられる
それぞれのメリットについて整理しましょう。
ユーザーとのコミュニケーションが取りやすい
以前はメールや電話が主流でしたが、昨今メールを普段頻繁に利用するユーザーは減っています。また、電話も知らない相手からの連絡には出ない人も多いです。
LINEでのコミュニケーションに置き換えることで、相手の時間を気にせず気軽に送ることができ、受け取るユーザーも通知が届くので見逃すことが少なく、かつ返信のハードルが下がり、コミュニケーションが取りやすくなります。
自社独自の魅力を伝えやすい
Indeedやバイトルなどといった求人プラットフォームでは、掲載する情報に限りあったり、そもそもすべての求人が同じフォーマットで掲載されるため、他の企業との差別化が難しいです。
LINE公式アカウントを活用すれば、自由にデザインができるので自社の雰囲気を伝えられたり、伝えたい情報を自由に届けることが可能になります。
応募者の管理がしやすい
LINE公式アカウントを活用すれば、「お友だち」が一覧で表示されるので、管理がしやすくなります。
また、タグ機能を利用したりLINEの機能拡張ツールであるLステップを連携させることで、「お友だち」がどの採用フェーズ(お問い合わせがあったのか、一次面接を通過したのか等)なのかを簡単に一元管理することができるようになります。
参考:Lステップサービスページ
こちらから能動的にオファーをかけられる
Indeedやバイトルなどといった求人プラットフォームでは、応募があって初めて相手とコミュニケーションを取ることが可能になります。
一方でLINE公式アカウントは相互コミュニケーションツールなので、友だち追加さえしてもらえればブロックされない限りはこちら側から連絡をすることができます。
求める人物像に当てはまる求職者に対して、こちらからオファーをかけることも可能になります!
応募者の心理的ハードルを下げられる
LINEはカジュアルな場でも利用されるツールであるため、採用活動のツールとして活用することで応募者が企業に対して感じる敷居の高さを軽減することができ、近い距離感でコミュニケーションを取ることが可能です。
メッセージアプリのメリットを最大限活用して、企業や採用担当者のイメージをフランクに伝えることができます。
LINE採用で成果が出ない”よくあるミス”

LINE公式アカウントは導入しているのに「応募がこない…」なんてお声も多くいただきます。LINEを導入しただけで、しっかり設計がされていない状態では、応募につながりにくいです。
ここからはLINE採用でよくあるミスについてまとめます。
これらのミスがないように、LINEを活用する前に必ずチェックしておきましょう!
1. 求職者が求めている情報がない
友だち追加をしてきたユーザーは、より詳細な情報を得ることができると期待しています。せっかく友だち追加してもリッチメニューを設定をしていなかったり期待した情報が受け取れないと感じると応募につながる可能性は低くなってしまいます。
【求職者が知りたい情報の例】
- 給与面や福利厚生といった待遇
- 社内の雰囲気
- どんな社員やスタッフがいるのか
- 具体的な業務内容の様子
- その企業独自の取り組みやイベント
- 採用選考の流れ
2. 応募の導線がない
せっかく応募したいと感じてもらえてもどうやって応募すれば良いのかが明確でないと応募へのハードルが上がります。
リッチメニューのボタンを用意しておいたり、何を伝えれば良いかを明確にするためにフォームの形で受付できるようにしておくと良いでしょう。
3. 応募がしづらい
例えば個別メッセージで送ってもらう形式だと、応募者が文章のテキストを作成する必要があり、それだけで応募のハードルが上がります。
また、一度LINEに登録したのに、応募は外部サイトのメールで受け付けるパターンも良くありません。
応募者はLINEに登録した時点で、LINEですべて済ませられることを期待しているケースが多いため、できるだけLINE内で全て済ませられる設計を意識したほうがいい良いでしょう。
4. 文章が長い
LINEはカジュアルにコミュニケーションが取れるのが魅力です。ビジネスの場でメールで送るような文章だと長文になりがちになってしまい、受け取った側は返信しづらくなってしまいます。
文章はできるだけ簡潔に送るようにしましょう。
採用に使えるLINE×Lステップの機能
採用活動においても使えるLINEの便利な機能は多くあります。
また、LINEの機能拡張ツールであるLステップを連携させることで、採用活動に役立つより多くの機能が使えるようになります。
参考:Lステップサービスページ
【LINE採用で使える便利な機能】
- 求職者の情報を個別で管理(採用フェーズ管理)
- 求職者をグループ分け
- ワンタップで面接の日程調整
- シナリオ配信
- 診断コンテンツ
それぞれ詳しく解説します。
求職者の情報を個別で管理(採用フェーズ管理)
LINEには、友だち登録したユーザーを個別で管理する機能があります。Lステップを連携させると、1人のユーザーに対してより多くの情報をカスタマイズで管理することが可能になり、登録した情報をもとに対象者にだけセミナー開催やイベントの配信をすることも可能になります。
従来、採用担当者が応募者の情報をExcelなどのシートに入力するなどしていた作業も、LINEを活用することによりほぼ自動化でき、大幅な作業コストカットが可能になります。

また、友だち登録したユーザーを一覧として簡単に表示させることができるので、ユーザーごとの採用フェーズを一覧で確認することも可能です。
求職者をグループ分け
友だち登録したユーザーを属性によってグループ分けする機能があります。
この機能を使って、例えば「この応募者はこの採用スタッフが担当」というような管理をしても良いでしょう。絞り込み機能もあるので、それぞれ自分の担当だけ応募者のみを表示させておくことも可能です。

ワンタップで面接の日程調整
「応募のしやすさ」は、応募率に直結します。
LINE公式アカウントにLステップを連携させることで、ユーザー側も応募がしやすく、採用担当者の作業コストも抑えた形で応募の導線を構築することが可能になります。
具体的には2つの方法が構築できます。
【方法1:カレンダー予約形式】

カレンダー予約の形式では、事前に面談が可能な日時を設定しておけば、ユーザー側で受けたい日時を選んで応募することができるので、日程調整のやりとりを最小限に抑えることができます。
また、予約を入れた日時の情報をユーザー情報として記録がされるので、予約日時の情報をもとに前日のリマインドやZoomなどのオンラインミーティングのURLを自動で送ることもできます。
【方法2:回答フォーム形式】

回答フォームの形式では、サイトのお問い合わせフォームと同じような感覚で入力できるので、ユーザー側も応募がしやすいです。
名前や電話番号といった個人情報だけでなく、経歴書を添付して送付してもらうこともできたりと多様な活用の仕方ができます。
また、回答フォームに入力して送ってもらった情報は、友達の情報として自動で登録させることも可能なので、採用担当者が登録する作業も大幅に削減することが可能になります。
シナリオ配信
友だち登録したユーザーに対して、段階的に自動で配信をすることができるのもLINEを活用した採用活動の魅力の1つです。
この機能をうまく活用すれば、採用担当者が一人ひとりに個別にメッセージを送ることなく、自社の魅力を伝え、応募に繋げることが可能になります。
しかし、ただただ配信するだけでは応募につながらずブロック率を上げてしまうだけになってしまいます。シナリオ配信を組む際は、どういう配信だったらユーザーが読んで応募してくれるかを分析しながら設定していく必要があります。
診断コンテンツ

ユーザーにとっては、LINEで知りたい情報が得られるだけではなく、診断コンテンツといった”遊び要素”があるとより興味度がアップします。
ここで回答した情報も友達の情報として自動で登録していくことが可能なので、これらの情報を後日の配信に役立てることもできます。
LINE採用で効果的な友だち追加施策

LINE公式アカウントの設計を整えたら、「友だち」をどうやって集めるかを考えていきましょう。LINEを作っただけでは見られないので、友だち追加施策は別途用意する必要があります。
LINE採用で効果的な友だち追加の方法として考えられるものは、主に以下の3つです。
1. Web広告・SNS広告(Meta広告やLINE広告など)
リスティング広告やSNS広告(Meta広告やLINE広告など)を出稿することで、Indeedやバイトルなどといった求人プラットフォームでは見つけてもらえていなかった層にも認知してもらうことができます。
特に、インスタやFacebookといったSNSに出稿できるMeta広告は、ユーザー数が多く、転職を検討していたり求職中のユーザーがたくさんいるため、こういった潜在層にもアプローチが可能なのでおすすめです。
2. SNS
インスタやXといったSNSにLINEの追加URLを設定しておくことで、もともと投稿を見ていたりアカウントを知ってくれているユーザーが集まるので、価値観の近い求職者や温度感の高い求職者の友だち追加が期待できます。
3. 自社ホームページからの流入
最も手軽な方法は、自社のホームページにLINEの追加URLを設置しておくことです。会社の認知度がすでにある企業には効果的な手段といえます。
まとめ|LINEは採用活動にも活用できる!

LINE採用の始め方と運用方法について解説をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
LINE公式アカウントを活用して採用活動していくには、事前の分析や詳細な設計、戦略が重要になってきます。
本記事で紹介した具体的な内容を参考にしながら、求める人材から応募がきて採用につながるLINEを構築していきましょう!
弊社ではLINEを活用した採用活動について、無料相談やアカウント設計支援も行っていますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。
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