COLMUN
コラム
LステップAPI連携完全ガイド|仕組み・Webhook転送との違い・外部システム連携の活用例をわかりやすく解説
この記事を書いた人
大塚達磨
OTSUKA TATSUMA
新潟県出身、福岡県在住。
元東京都港区役所職員。退職の翌日に福岡に移住し、LINE公式アカウントと機能拡張ツールであるLステップの活用支援を軸にしたwebコンサルティング会社、株式会社禅を創業。
【Lステップ正規代理店】として、店舗の売上2倍超え、SNS広告集客でROAS300%超え、などの実績がある。
趣味は定期的にお寺に通い、坐禅をすること。
目次
「LステップにAPI連携という機能があるらしいけど、自分のビジネスに関係あるの?」
「Webhook転送と何が違うの?結局、何ができるの?」
「難しそうで、自分には使いこなせないかも…」
こんな疑問や不安を抱えている中小企業オーナーや個人事業主の方は多いのではないでしょうか。
LステップのAPI連携は、一言でいうと「外部のシステムとLステップを直接つなぎ、これまで手動でやっていた作業を自動化する機能」です。ECサイトや予約システム、AIツール、CRMなど、すでに使っている仕組みとLステップを連動させることで、業務の効率化とマーケティングの精度向上を同時に実現することができます。
本記事では、LステップのAPI連携について基本の仕組みからWebhook転送との違い、外部システムとの具体的な活用例まで、専門知識がなくてもわかるようにやさしく解説します。ぜひ最後まで読んでいただき、自社ビジネスへの活用イメージをつかんでいただければと思います。
まず知っておきたい「LステップのAPI連携」の基本

APIとは?レストランで例えるとこういうこと
API(Application Programming Interface)という言葉を聞いて、「難しそう…」と感じる方もいるかもしれません。しかし、仕組みそのものはとてもシンプルです。
わかりやすく例えると、APIとは「居酒屋のホールスタッフ」のようなものです。お客様(システムA)がスタッフに注文を伝えると、スタッフ(API)がその注文を厨房(システムB)に届け、できあがった料理やドリンクをお客様のところへ運んでくれる。この「仲介役」がAPIです。
現代のビジネスでは、マーケティングツール、ECサイト、予約管理、CRMなど複数のシステムを使い分けることが当たり前になっています。それぞれが独立して動いている状態では、データの手動転記や情報の分断が発生しがちです。API連携はその「システム間の壁」を取り除き、スムーズに情報をやり取りできるようにする仕組みです。
LステップのAPI連携機能とは?
LステップのAPI連携機能とは、自社システムやECサイト、CRM、AIといった外部システムとLステップを直接連携し、データの同期や操作の自動化を実現する機能です。
具体的には、外部システムからLステップ内の「友だち情報」「タグ」「対応マーク」などの操作(作成・取得・更新・削除)を実行したり、外部のイベントをきっかけにLINEのメッセージ配信を自動で開始したりすることができます。
以下のような外部サービスとの連携が可能です。
- Googleスプレッドシート連携
- AI連携(ChatGPT・Google Gemini・Claudeなど)
- ECシステム連携(Shopifyなど)
- CRM連携(Salesforce・HubSpotなど)
これまで「社内データ」と「Lステップ」は分断されていることがほとんどでした。API連携によって両者を直接つなぐことで、手動では不可能だったリアルタイムな自動化が実現します。
※本機能はプロプラン以上で利用可能なオプション機能です。高度な設定となるため、設定の際は十分にご注意ください。
【比較解説】API連携とWebhook転送の違いを整理しよう

Webhook転送とは?(おさらい)
まずWebhook転送について整理しておきましょう。Webhook転送とは、「友だちがLINE上で行ったアクションを、外部システムへリアルタイム通知する仕組み」のことです。
たとえば、以下のようなユーザーの動きがあるたびに、Lステップはその通知をスプレッドシートやMake、GASなどの外部システムへ転送します。
- 友だち追加した
- テキストやスタンプを送った
- アカウントをブロックした
- ボタンをタップした
また、Webhook転送のデータには必ずUID(LINEユーザーID)が含まれるため、「誰がアクションしたか」を特定することができます。
Webhook転送の限界とは?「一方通行」の問題
Webhook転送は非常に便利な機能ですが、大きな限界がありました。それは「Lステップから外部へ知らせるだけの一方通行(送信専用)」にとどまるという点です。
たとえば、外部のAIが診断結果を生成したり、スコアを計算したりしても、その結果をLステップのタグや友だち情報に反映させることができませんでした。そのため現実の運用では、
- 外部ツールで結果を確認する
- 管理画面を開いて手動でタグを付け替える
- CSVを取り込んでデータを更新する
といった手作業がどうしても発生していました。「ここまで自動化できているのに、最後だけ人の手が必要」という、多くのLステップ運用者が感じていたもどかしさです。
API連携で何が変わるのか:「通知」から「操作」へ
LステップのAPI連携機能は、この一方通行だった流れを根本から変えます。
Webhook転送が「きっかけを外に渡す仕組み」だったのに対し、API連携は「外部からLステップを動かす仕組み」です。外部システム側で処理した結果を、そのままLステップのタグ操作・友だち情報の更新・アクション実行に反映できるようになります。
つまり、Webhook転送と組み合わせることで「外部への投げっぱなしで終わるのではなく、外部からの結果を受け取って自動化を完結させる」という往復連携が実現します。
【一覧表】API連携とWebhook転送の違いまとめ
| 比較項目 | Webhook転送 | API連携 |
| データの流れ | Lステップ→外部(一方通行) | 外部→Lステップ(逆方向) |
| できること | LINE上のアクションを外部へ通知 | 外部からタグ・友だち情報・アクションを操作 |
| 組み合わせ | 単体でも活用可能 | Webhook転送と組み合わせで往復連携が完成 |
| 利用プラン | スタンダードプラン以上 | プロプラン以上(オプション) |
| 月額料金 | 5,500円(税込) | 11,000円(税込)※Webhook転送込み |
Webhook転送×API連携で実現する「往復連携」の仕組み

往復連携とは何か?3ステップで解説
Webhook転送とAPI連携を組み合わせると、「LINE上のアクション→外部で処理→Lステップで自動実行」という一連の流れが完全に自動化されます。その仕組みを3ステップで整理します。
【Step1】Webhook転送:LINE上のアクションを外部へ「知らせる」
ユーザーがLINEで友だち追加やメッセージ送信などのアクションを起こすと、Webhook転送がその情報(UID付き)を外部システムへリアルタイムに通知します。
【Step2】外部システム:データを受け取り「考える・処理する」
Make・GAS・スプレッドシートなどの外部システムが、受け取ったデータを整理・判定します。「このユーザーは次にどうすべきか?」をここで決めます。
【Step3】API連携:Lステップにアクションを「動かす」指示を返す
外部システムがLステップのAPI連携を呼び出し、タグ付けや友だち情報の更新、メッセージ送信などを自動実行します。この指示により、取得した情報をそのままメッセージに埋め込んで配信することも可能です。
往復連携で何が自動化されるか
この往復連携によって、これまで手動でやっていた以下のような作業が完全に自動化されます。
- 外部AIが生成した回答をLINEで即座に返信
- 診断結果に応じたタグを自動付与
- ECサイトでの購入情報を友だち情報に自動登録
- スコアや回数のカウントを自動集計・反映
Lステップは単なる配信ツールから、外部ツールと連携して自動化を完結させる「完全自動化のプラットフォーム」へと進化するわけです。
LステップのAPI連携でできること|3つのカテゴリーで整理

①友だち情報を外部ツールから書き換える
外部ツールが持っているデータを、Lステップの「友だち情報」に直接保存・更新できます。具体的には以下のような操作が可能です。
- テキストの登録:AIの回答や外部フォームの入力内容などを保存
- 数値の計算:スコアの加算・減算、購入回数のカウントなど
- 日時の設定:予約日時や期限日の登録など
たとえば、ユーザーがLINEで質問を送ると外部AIが回答を生成し、その回答内容をそのまま友だち情報に保存する、といった自動化が可能になります。
②タグ操作を自動で行う
外部での判定結果に基づいて、タグの付け外しが自動で行えます。
- タグの追加:「購入者」「診断完了」「Aランク」などのタグを自動付与
- タグの削除・変更:ステータスの変化に応じて「検討中」タグを外すなど
- 新規タグの作成:外部データをもとに新しいタグを作り、ユーザーに付与
これにより、手動でのタグ管理が不要になり、常に最新・正確な状態で顧客セグメントを維持することができます。
③API起点でアクションを実行する
データの保存だけでなく、API連携のデータ受信をきっかけに、ユーザーへの配信などのアクションを外部から起動することができます。
- メッセージ送信:サンクスメッセージやお知らせを自動配信
- シナリオ配信の開始:特定の条件が満たされたときにシナリオを自動スタート
- リマインド設定:予約日時に合わせたリマインダーを外部から設定
「外部での特定のアクション(決済や予約など)をトリガーに、個別のLINE接客を自動化する」という、これまで難しかった仕組みが実現します。
【活用事例5選】外部システム連携でLステップをここまで使い倒せる

ここからは、Webhook転送×API連携の具体的な活用事例を5つご紹介します。自社のビジネスに当てはめながら読んでみてください。
※ここでご紹介するのは運用例のイメージです。具体的な設定方法や外部ツールの利用については、各自で十分にテストのうえ実装してください。
活用事例①|ECサイト連携で購買体験を自動化する
ECサイトとAPI連携することで、購買プロセス全体をシームレスに自動化できます。
- カゴ落ちリマインド:商品をカートに入れたまま購入しなかったユーザーに自動でLINEを配信
- 購入直後のサンクスメッセージ:決済完了の瞬間にお礼と受け取りURLを自動送信
- 再入荷通知:欲しいものリスト登録済みのユーザーに在庫復活を即座に通知
- リピート促進:購入履歴をもとにパーソナライズされた商品レコメンドを配信
ユーザーの熱量が最も高い瞬間にアプローチできるため、カゴ落ち率の低減やリピート購入率の向上が期待できます。
活用事例②|AI連携で24時間自動返信Botを構築する
ChatGPTやGeminiなどのAIツールとLステップを連携することで、24時間365日、人手なしで問い合わせ対応ができる自動返信Botを構築できます。
- ユーザーがLINEで質問を送信
- Webhook転送でその質問が外部AIへ転送される
- AIが回答を生成
- API連携でLステップからユーザーへ即座に回答を返信
専門的な問い合わせや診断コンテンツへの自動応答も可能になるため、スタッフの対応工数を大幅に削減しながら顧客満足度を維持できます。
活用事例③|CRM・SFA連携で営業プロセスを効率化する
SalesforceやHubSpotなどのCRM・SFAツールとLステップを連携させることで、マーケティングから営業へのバトンタッチをスムーズにできます。
- Lステップで興味関心を示したユーザー情報を自動的にCRMへ登録
- エンゲージメントスコアが一定値を超えたら営業担当者に自動通知
- 商談の進捗状況に応じて、適切なタイミングで情報提供メッセージを自動配信
- 成約後のオンボーディングプロセスを自動化
ホットリードの取りこぼしを防ぎ、データの二重管理や手動CSV作業も撤廃できます。
活用事例④|予約システム連携でキャンセル率を下げる
美容室・クリニック・スクール・フィットネスジムなど、予約が必要なビジネスに特に効果的な活用事例です。
- 予約確定→即座にLINEでお礼メッセージと必要事項を自動送信
- 予約日前日に自動リマインド配信でキャンセル率を低減
- キャンセル発生時に、キャンセル待ちリストのユーザーへ自動通知
- 来店後に自動フォローアップメッセージやレビュー依頼を配信
予約日や担当者名などを友だち情報に自動登録することで、メッセージに必要事項を埋め込んだパーソナライズ配信も実現します。
活用事例⑤|スプレッドシート連携で顧客データを一元管理する
Googleスプレッドシートと連携することで、顧客データの管理を大幅に効率化できます。
- Lステップの友だちリストをスプレッドシートへ自動出力
- シート上の値を書き換えるだけで、Lステップ側のタグ情報を外部から一括操作
- 膨大な顧客データをスプレッドシート上で効率的に管理
毎日行っていたCSVの手動インポート作業を完全に撤廃し、常に最新データでLステップを運用できる環境が整います。
API連携の料金・申請方法・使う前に知っておきたい注意点

利用できるプランと料金
LステップのAPI連携は、プロプラン以上でご利用いただけるオプション機能です。
| 項目 | 内容 |
| 利用可能プラン | プロプラン以上 |
| 月額料金(Webhook転送込み) | 11,000円(税込) |
| Webhook転送をすでに利用中の場合 | 追加月額 5,500円(税込) |
| 初期費用 | 0円 |
| 無料期間 | なし(申請と同時に即時課金) |
レート制限(呼び出し回数の上限)
API連携を利用する際は、一定時間内に実行できるAPIリクエスト回数の上限(レート制限)があります。この制限を超えると、APIの呼び出しはエラーとなり処理が止まります。
| プラン | 月間上限 | 秒間上限 |
| プロプラン | 50,000回 | 10回 |
| 10万通プラン | 100,000回 | 10回 |
| 30万通プラン | 300,000回 | 10回 |
| 50万通プラン | 500,000回 | 10回 |
| 100万通プラン | 1,000,000回 | 10回 |
不要なリクエストを減らしたり、処理のタイミングを調整するなど、制限内で安定して運用できる設計を心がけましょう。
申請方法の手順

API連携は、Lステップ管理画面から以下の手順で申請できます。
- 管理画面にログインし「アカウント設定」を開く
- 「料金プラン」タブ内の「オプション一覧」項目→「LINE Webhook転送+API連携」をクリック
- 決済ページへ遷移するので内容を確認し申し込む
- 申請後、3営業日以内に機能が開放される
また、オプション機能申込ページ(管理者でログイン→オプション機能申込→Webhook機能)からも申請可能です。
使う前に知っておきたい3つの注意点
【注意点1】課金は機能開放と同時に即時スタート
API連携は申請と同時に課金が発生します。日割り計算はないため、申し込むタイミングに注意しましょう。月初の申し込みがおすすめです。
【注意点2】高度な設定のため十分なテストが必要
本機能は高度な設定が必要です。本番環境へ導入する前に、テスト環境で十分に動作確認を行いましょう。設定ミスによって意図しないメッセージが送信されるリスクもあります。
【注意点3】Lステップサポートでは詳細な設定サポートができない場合がある
API連携の具体的な設定方法や外部ツールとの連携については、Lステップのサポートチームが詳細にお答えしきれない場合があります。外部ツール(Make・GAS・Shopifyなど)の操作については、各ツールの公式ドキュメントや専門家へのご相談も検討してください。
よくある質問

Q1. API連携はプログラミングの知識がないと使えませんか?
A. 高度な設定ではありますが、MakeやGASなどのノーコード・ローコードツールを組み合わせることで、プログラミング知識がなくても活用できるケースが増えています。ただし、ある程度のITリテラシーは必要です。まずはノーコードツールのテンプレートや事例を参考にしながら試してみることをおすすめします。
Q2. Webhook転送だけでは何ができないのですか?
A. Webhook転送はLステップから外部への通知(一方通行)に特化しています。たとえばAIが生成した回答やスコアの計算結果などを「Lステップに反映させる(タグ付け・友だち情報の更新)」ことはWebhook転送だけではできません。外部からLステップを操作したい場合はAPI連携が必要です。
Q3. ShopifyやSalesforceとの連携は可能ですか?
A. はい、どちらも連携可能です。Shopifyとの連携はLINEログイン機能と組み合わせることでUIDを取得し連携します。SalesforceはAPI連携を通じてデータの同期や自動アクションが実現できます。ただし、具体的な設定はお客様ご自身または専門のパートナーへの依頼が必要です。
Q4. スタートプランやスタンダードプランでは使えませんか?
A. API連携はプロプラン以上のオプション機能のため、スタートプランとスタンダードプランでは利用できません。まずプロプランへのアップグレードが必要です。なお、プランのダウングレードには制限がある場合があるため、プラン変更の際は事前によく確認してください。
Q5. MakeやGASなどのノーコードツールとの組み合わせはできますか?
A. はい、可能です。Make・GAS(Googleスプレッドシート)との組み合わせは特に多く活用されています。Lステップ公式ブログでもMakeとの連携設定手順が解説されているため、参考にしながら進めると設定しやすいでしょう。
Q6. 月の途中から申し込んだ場合の料金はどうなりますか?
A. API連携は申し込んだ月から即時課金となります。月途中に申し込んでも日割り計算は適用されず、1ヶ月分の料金が発生します。利用開始のタイミングは月初を目安にするとコストを無駄にしにくいです。
まとめ|API連携でLステップの可能性を最大限に引き出そう

本記事では、LステップのAPI連携について基本の仕組みからWebhook転送との違い、外部システムとの活用事例まで解説してきました。最後に要点を整理します。
- API連携は「外部からLステップを操作する」仕組みで、Webhook転送(外部への通知)と組み合わせることで往復連携が完成する
- これまでのWebhook転送だけでは「一方通行」だったデータの流れを双方向に変えられる
- ECサイト・AI・CRM・予約システム・スプレッドシートなど幅広い連携が実現可能
- 利用はプロプラン以上のオプション(月額11,000円〜)
- 申請と同時に即時課金のため、申し込みタイミングに注意
- ノーコードツール(Make・GASなど)との組み合わせで、プログラミングなしでも活用できるケースが増えている
API連携を使いこなすことで、Lステップは単なる配信ツールを超え、自社のすべてのビジネスシステムと連動した「完全自動化のマーケティングプラットフォーム」として機能します。
「どんな仕組みを作ればいいか、自社に合った活用方法がわからない…」と感じた方は、ぜひ弊社の無料相談をご活用ください。貴社のビジネスの特性や目標に合わせて、最適なLステップ×API連携の設計を一緒に考えさせていただきます。
\Lステップ正規代理店が事業課題を解決するLINE戦略をご提案!/